17種以上のスパイスで作る神谷町・大門のスパイスカレー

スパイスカレー新海

スパイスの秘めたるパワー

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前回はコリアンダーについて、ご紹介させて頂きました。

今回は、スパイスカレー以外にもチャイやホットワインなどにも幅広く使われる、クローブについてご紹介させて頂きます。

 

クローブの特徴ある香りと味

クローブには強く甘い香りがあります。このクローブの香りに含まれるオイゲノールという成分は、ゴキブリ等の害虫が嫌うと言われていて、台所やゴミ置き場に置くだけで効果があるとされています。

日本でも平安時代には、クローブを入れた香袋を防虫用につるしていたという記録があります。他にも刀の錆止めや武具の香り付けに使用するなど、クローブは意外にも日本人にとって古くから馴染みのあるスパイスのようです。

そしてクローブの最大生産国であり、最大消費国でもあるインドネシアでは、煙草にも利用しているそうです。日本でも「ガラム」という煙草は知られているかと思いますが、あの独特の甘~い香りの正体は、クローブが放つ匂いだったのですね!

スパイスとしてのクローブの作り方とは?!

クローブはフトモモ科の植物、チョウジノキという中高木であり常緑樹から作られます。

原産地は、インドネシアのモルッカ群島です。

クローブは1年に2回収穫され、農園で収穫されたクローブのつぼみは、手作業で枝などの不要物と分けられて、そのまま4日から5日、長いときは1週間天日干しで乾燥されます。

この乾燥の過程で、クローブ独特の甘い香りが強くなって色も茶色く変色し、重さも元のクローブの1/2から1/3になります。これで私たちが目にするクローブの完成です。

乾燥したクローブは、釘の形に似た茶色い形をしていて、ホールスパイスとしてのクローブはこの形で完成になります。

 

上記の画像の通り、その形が釘に似ていることから、日本では昔から丁字と呼ばれています。丁とは中国語で釘を意味する言葉で中国でも昔から丁子と呼ばれています。クローブ(clove)の語源もフランス語のclou(釘)からきています。

クローブの歴史はいつ頃から?

クローブが使用された最も古い記録は、紀元前200年頃に書かれたインドの叙事詩「ラーマーヤナ」に見ることが出来るそうです。
また同時期の中国にも記録が残っています。

日本へは、8世紀頃に伝来したようです。正倉院の中にこの頃のクローブが保管されています。

クローブは古くから交易品として世界各地に伝わっていましたがその産地や製法はあまり知られていませんでした。
これは、産地から直接仕入れているアラビアや中国の商人が、利益を独占するために産地を隠していたためと言われています。
例えばアラビアでは「クローブは精霊から仕入れている」と言われていたそうです。
また、中国ではマレー産のクローブを「中国産」として売っていたとの伝えも。

大昔から人々の心をつかんでいたであろう、魅力的なクローブ。

続いては、いよいよその秘められた効能について、書いていきたいと思います。

クローブの効能や効果

消毒、鎮痛、抗菌、鎮静、抗酸化、血行促進

まとめると、上記のような幾つかの効能が挙げられます。

まず、クローブには強力な鎮痛効果と抗菌効果があり、そのため局所麻酔に用いられるなど、医学的にも使われているそうです。中国では、丁香(チョウコウ)という名の漢方薬としてもちいられるほどなのだそうです。

メンタルを安定させる効果まで!

クローブには、気分が落ち込んでいるときは意欲を高めてくれ、興奮しているときは心を鎮めてくれる嬉しい効果があります。
また、記憶力がようなることもわかっているそうです。甘い匂いを嗅いで、リラックス効果を得られ、さらには記憶力までよくなるなんて、まさに一石二鳥の効果をもたらす素晴らしいスパイスなのですね!

当店ではスパイスカレーだけでなく、自家製ピクルスを作る際にもクローブを使用しております。

ピクルスの酸味と甘味に程よく溶け込むクローブの風味は、当店のピクルスには必要不可欠な存在です。そして、個人的には一番好きな匂いを放つスパイスです。

これからの季節は、ホットワインやチャイ等でも愉しむ機会が増えそうです!

 

 

 

 

 

 

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