17種以上のスパイスで作る神谷町・大門のスパイスカレー

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みんなの一番身近なスパイス

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最近、ちまたでカラフルペッパーまたはミックスペッパーという名称の物を見かけませんか?

これはブラックペッパー、ホワイトペッパー、グリーンペッパー、ピンクペッパーのホールを混ぜたものです。

出来上がった料理(サラダや肉や魚のソテー等)に挽いてかけると色合いの美しさを楽しめるものだそうです。

ちなみに、ピンクペッパーと呼ばれるスパイスがありますが、こちらはペッパーの仲間ではなく、ウルシ科の植物で辛みはほとんどないものです。

 

みなさん、お察しの通り、今回は「ペッパー」についてです。

その中から当店でも使用しているブラックペッパーを中心に調べてみました。

ブラックペッパーとは

ブラックペッパーは、コショウ科のつる性植物の果実を乾燥させた香辛料で、原産はインド。古くから生薬や保存料として、また貿易品として貴重な存在だった「スパイスの王様」で、胡椒の一種です。

ブラックペッパーの香りや風味、有効成分を長持ちさせるために、直射日光と高温を避けること。

冷蔵庫に保管するのも一つの手といわれており、ホール(粒)のままの状態で保存することで、使うたびにミルで挽き、常にフレッシュな風味を楽しむことが出来ます。

ブラックペッパーの歴史

ブラックペッパーの歴史は、そのまま胡椒の歴史です。

古来より、ピペリン成分による抗菌、防腐、防虫作用が知られ、食用や薬用はもちろん、保存料としても使われていました。

また、のちの十字軍遠征や大航海時代など、冷蔵技術のなかった時代の食料保存用として珍重され、ヨーロッパにおいては非常に価値のある貿易品でもありました。

日本への渡来は古く、奈良時代には中国より生薬としてもたらされ、平安時代には調味料として使用されていた記録があります。

現在はインドをはじめ、東南アジアが主な産地で、世界中で使用されています。

コショウとブラックペッパーの違いは何か。

みなさんの家に「胡椒」というものと「ブラックペッパー」、別にあったりはしませんか?

その違いについて考えたことはありますか?

一般的に日本で「胡椒」とした販売されているのは、ブラックペッパーとホワイトペッパーの粉末をブレンドした商品です。

ブラックペッパーは完熟前の胡椒の実を乾燥させたもので辛みが強いのが特徴、ホワイトペッパーは熟した胡椒の実の皮を取ったもので、上品な香りと辛みがあります。

胡椒は、世界中のキッチンで使用される、基本的な調味料の一つです

 

ちなみに。

ブラックペッパーには塩分が含まれていません。

その為、減塩しなければいけない方には風味を増すという意味で素晴らしい食材と言えます。

ブラックペッパーの栄養や成分と、その効能効果について

ブラックペッパーは、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、マンガンなどのミネラルと、ビタミンB1、B2等の栄養値が高く、またピペリンという有効成分を含んでいます。

この「ピペリン」という成分の効能の一つに、栄養吸収の促進があります。

ピペリンにより、栄養を身体の隅々にまで運ぶ血液の働きが活性化され、より効率的に食物の栄養素を取り込むことが出来るのです。

食事の際に、ブラックペッパーをかけて頂くというのは、風味が増すだけでなく、その主食の栄養を最大限に生かす役割もあるんですね。

消化の働きをサポート

ブラックペッパーは私たちの消化の働きをサポートしてくれます。

ブラックペッパーの風味は味覚を刺激し、胃酸を適度に分泌することで消化を促進し、胃の不快感や膨満感、消化不良、ガス、便秘などの症状を軽減してくれます。

また、ブラックペッパーの抗菌作用により、細菌由来の胃腸疾患にも効果があるようです。

ダイエットにも効果あり

ブラックペッパーには食欲を増進する作用もありますが、ダイエット効果もあります。

皮の部分に多く含まれるフィトケミカルには、脂肪細胞の分解を促す効果があるとされており、また、ピペリンには脂肪燃焼や、脂肪を体内に蓄えるのを抑制する効果もあり、皮をむかないブラックペッパーは総合的にダイエットの強い味方と言えそうです。

代謝アップで冷え性の改善

ブラックペッパーに多く含まれるピペリンには、体内のエネルギー代謝を高め、交感神経を刺激し、血流を良くする働きがあり、これによって冷え性などが改善されるとされています。

ブラックペッパーを食べると全身が暖かく感じますが、この効果によるものだったとは…!

落ち込んだ気分を元気に

ピペリンには私たちの気分を左右する脳内物質のセロトニンとエンドルフィンを増やす働きがあります。

セロトニンもエンドルフィンも、落ち込んだブルーな気分を持ち上げて、ストレスを抑え、気分をスッキリとクリアにしてくれる作用があるようです。

天然の精神安定剤とも言えますね。

ブラックペッパーと他の胡椒との違い

胡椒にはブラックペッパーの他にも、収穫時期や製造方法によっていくつかの種類があり、それぞれ風味や用途が異なります。

・グリーンペッパー(青胡椒):未熟な青い実

・ブラックペッパー(黒胡椒):完熟直前の実

・ピンクペッパー(赤胡椒):完熟した実

・ホワイトペッパー(白胡椒):完熟した実(皮を取ったもの)

 

収穫後の処理方法による違い

・グリーンペッパー:発酵避けるために、すぐに乾燥、または塩漬け

・ブラックペッパー:発酵かせてから時間をかけて乾燥

・ピンクペッパー:完熟しているためすぐに乾燥

・ホワイトペッパー:完熟しているためにすぐに乾燥、その後水につけて皮を取る

 

味や風味などの違い

・グリーンペッパー:爽やかな辛み、刺激は弱い、フレッシュな風味

・ブラックペッパー:辛みと刺激があり、香りが強い、際立つ風味と深い芳香

・ピンクペッパー:辛みはあるが刺激、香りは弱い、風味よりも彩り用

・ホワイトペッパー:辛みはあるが刺激、香りが弱く、マイルドでクリーミーな風味

 

合う料理などの違い

・グリーンペッパー:魚や肉料理、フランス料理、タイ料理

・ブラックペッパー:肉料理、サラダ

・ピンクペッパー:彩り用としてどんな料理にも

・ホワイトペッパー:魚料理、ソース、スープ、ポテト

 

ブラックペッパーの効果的な使い方

料理には用途に応じて挽き方を変えると良いようです。

・ホール(粒):煮込みやマリネ等、時間をかけて味や香りを染み出させる下味として使う。

・粗びき:あらめに挽いた状態。ステーキやグリル、炒め物など、挽きたての食感と風味が活かせる料理に。

・グラインド:粗びきより細かめに挽いた状態。風味も良く、食感も丸く、オールマイティに使える。

・パウダー:細かく挽いた状態。香りがすぐに引き立ち、料理の仕上げとして使う。

 

今まで紹介した中でも一番身近なスパイスであろうブラックペッパーですが、案外知らないことだらけでした。

ホールで買って調理方法によって変えてみることで味がいつも以上に本格的になったりするのか、試してみようとわくわくした筆者なのでした。

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