17種以上のスパイスで作る神谷町・大門のスパイスカレー

スパイスカレー新海

クルクミンと言ったら私です。

更新日:

カレー屋のご飯が黄色い色になっていることがありますよね。

あの色付けが、主に2種類のスパイスで行われているのをご存じですか?

サフランとターメリック、この2種類です。

その中でも、お店でも使用しているターメリックについてご紹介したいと思います。

 

ターメリックについて

ターメリックとは

ターメリックは、ショウガ科ウコン属の多年草ウコンの根茎を乾燥しパウダー状にしたもののことです。

インドが原産で紀元前から伝統医学アーユルヴェーダで使用されていました。

ウコンは厚い気候を好む為、沖縄や熊本を含む亜熱帯地域に多く分布し、アジアの各地で料理、健康食品、薬品、染料、化粧品、魔除けなど、幅広く利用されてきました。

 

特徴

少し土臭さを感じさせる独特の香りとほろ苦い風味で黄色く着色するのに使われることも多く、特にカレーパウダーには欠かせません。

沖縄では「うっちん」と呼ばれ、別名秋ウコンと言います。

サフランも同じように黄色く着色しますが、ターメリックの方が安価で使いやすくなっています。

また、サフランの色素であるクロシンは水溶性ですが、ターメリックの色素はクルクミンで油溶性です。

 

ターメリックの様々な活用方法

香辛料としてのターメリック

ターメリックはインド料理で欠かせない香辛料の一つです。

ピリッとスパイシーな芳香を持っていますが、味は柔らかく丸みのあるほろ苦さが象徴的でジンジャーのような爽やかな後味があります。

クミンやカルダモンに比べると落ち着いたマイルドな風味なので、インド料理だけでなくどんな素材にも合わせやすい香辛料です。

 

鮮やかな黄色は天然の着色料

ターメリックの鮮やかな黄色はカレーだけでなく、たくあん、マーガリン、マスタード、ソーセージなどの着色料としても使われています。

人口着色料と違って、自然な天然色素の為、身体にも安心して使用出来ます。

また、食用だけでなく、絹や綿の染料としてもターメリックは利用されてきました。

 

健康にも、美容にも効くターメリック

長寿で有名な沖縄では、昔からウコンを健康食品として普段の生活に取り入れています。

そのウコンと同じ成分を持つターメリックにも、多くの健康・美容効果が認められており、特にターメリックに多く含まれるクルクミンという成分には肝機能向上、美肌効果、生活習慣病予防などの、現代人にかかせない効果があると、近年注目を集めています。

 

ターメリックとウコンの違いについて

健康食品に使われるウコンと基本的には「同じ」ですが、厳密にいうと「違う」場合もあります。

ターメリックはウコンから作られますが、そのウコンには多くの種類があり、それぞれに成分の含有量や効能に差があります。

そしてターメリックと健康食品のウコンでは、別々の種類が用いられることが多い為、結果として効能・効果に違いが出てくることもあり得えるようです。

 

ウコンには沢山の種類があり、天然のウコンは50種類にもなりますが、主なものは下記の3種類。

春ウコン(ウコン)

クルクミンと精油成分がバランスよく含まれ、薬効効果が高い。

刺激が多く食用には向かず、健康食品として利用。

 

秋ウコン(キョウオウ)

クルクミンの含有量が多く、精油成分も含まれる。

風味がよく、ターメリックなど食用に使われる。

 

紫ウコン(ガジュツ)

クルクミンは少なく、精油成分が多く含まれ、薬効効果が非常に高い。

苦みが強く食用には向かず、中国漢方などに用いられる。

 

ターメリックは「秋ウコン」、健康食品としては「春ウコン」、打ち出す効果に応じて「秋ウコン」や「紫ウコン」も使用されるようです。

 

 

ターメリックの効能・効果

ターメリックのパワーはクルクミン成分

ターメリックが作られる「秋ウコン」には、ポリフェノールの1種であるクルクミンが多く含まれており、その含有量は春ウコンの5~10倍になるようです。

クルクミンは、肝機能向上、抗酸化作用、胆汁分泌促進、胃の健康維持、消炎鎮痛、解毒など、たくさんの優れた効能を持っています。

 

ナチュラルな鎮痛剤になる

ターメリックに含まれている「クルクミン」は抗炎症の化合物が、イブプロフェン(代表的な鎮痛剤の一種)と同じくらい鎮痛効果があることが2009年の研究で分かっています。

関節痛を和らげるには、1日に1000mgものクルクミンが必要なので、錠剤を取り入れることがおススメです。

しかし、血液希釈剤と一緒に飲んだり、手術を受けてから2週間以内に飲んだりすると、血液凝固を引き起こす可能性があるので注意が必要とノーザン ウェストチェスター病院の統合医学理事長、ミネルヴァ・サントス博士は言っています。

 

一定種類のがんは予防できるかも

少なくとも実験用マウスには効果を発揮したそうで、いくつかの研究によると、どうやらターメリックには大腸がん、胃がん、皮膚がんの成長を妨げる働きがあり、また、細胞に直接投与すると、がん細胞の再生を予防出来るそうです。

実際にどれほど効果的なのかを知るにはもっと人間を対象にした研究が必要だと、メモリアルスローン ケタリング癌センターは発表しています。

 

二日酔い対策に

ウコンと言えば「二日酔いに効く」と言われていますが、これはターメリックにも多く含まれるクルクミンの肝機能向上の働きのなせる技です。

二日酔い予防として、または二日酔いになってしまった時の対処として効果がと言われています。

 

アンチエイジングと美肌効果

クルクミンの持つ抗酸化作用には、私達の老化原因となる活性酵素(体内の錆び)を抑制するアンチエイジング効果があり、免疫機能が改善され、より若々しく全般的な健康が底上げされます。

また、女性に嬉しい美肌効果として、顔のシミ、しわ、くすみを改善し、コラーゲンを守りはりのある肌を取り戻してくれるようです。

 

アルツハイマー病に効く?

最近の研究結果では、クルクミンがアルツハイマー病を引き起こす物質に働きかけ、症状の改善が認められたそうです。

ある研究では、アルツハイマー病を患っているマウスの脳内に「プラーク(粥腫=アルツハイマー病と高い関係性があると考えられている)」が形成されるのを防ぐ可能性が期待出来ることが分かったそうで、ターメリックなどのスパイスを日常的に摂取しているインドでは、アルツハイマーにかかる率が非常に低いという統計もあるので、今後の研究に期待したいですね。

 

注意すべき点

ターメリックやウコンの摂り過ぎには負担がかかる恐れもあるようです。

また、妊娠中、授乳中、肝疾患のある場合は禁忌ですのでご注意を。

 

ターメリックの使い方一例

ターメリックと言えば、勿論カレーですが、他の料理にも使えます。

ターメリックライスやパエリアに

ターメリックの金色色と爽やかな風味、そしてバターのマイルドな味わいが上手くマッチしたターメリックライスはカレーだけでなく、様々な肉料理、魚料理、野菜料理にも合います。

お米を炊くときに、ターメリックとバター、塩を一緒に入れるだけで、簡単に作れるのが魅力です。

魚介類と炊き込むパエリアに挑戦するときは、高価なサフランの代わりにターメリックで気軽に色付けすることも出来ます。

 

チキンソテーやお魚のムニエルに

チキンソテーやお魚のムニエルなどのいつもの味付けにターメリックを加えると新鮮な風味に様変わり。

独特の風味が際立ちすぎるかと思いきや、バーベキュー、トマト風味、ガーリック、クリーム、チーズなど、どんな味付けにもなじみます。

 

暖かい野菜スープに加えて

色々な種類の野菜をコトコトと煮込んだ具沢山野菜スープ。

滋味が体中にしみわたって寒い季節にはぴったりですが、見た目が地味になりがち…。

そこにターメリックを加えることで、華やかな黄色になり、おもてなし料理にも合うんです。

 

美容効果のあるフェイスパック

原産地インドでは、古来より肌のお手入れにターメリックが使われてきました。

その知恵を活かして、美白、シミ、しわ、ニキビなどに効果のあるターメリックのフェイスパックは試してみる価値ありです。

ターメリック、ヨーグルト、はちみつをそれぞれ同量を(小さじ1~2)混ぜ合わせペースト状にして顔に塗り、10~15分ほど置いてからぬるま湯で洗い流すだけでいいようです。

 

黒胡椒と一緒に摂取して効果を高める

「レッドブック」によると、ターメリックを黒胡椒と一緒に取れば、ターメリックの吸収力を2000倍にすることが出来るといいます。

野菜炒めやカレーを作ったり、シンプルに鶏肉とライスに味付けしたい時も、ひと振りしてみるのもいいのかもしれませんね。

 

一日の摂取の目安

ちなみに、1日の摂取すべき目安は、新鮮なターメリックなら、1日の摂取量は1.5~3gまで、パウダー状の物でもほぼ変わらず、1日1~3gです。

 

噂のゴールデンラテ

とはいえ、実際にターメリックの一日の理想量を毎日摂取するのは難しいですよね。

ここで「ゴールデンラテ」の出番です。

今、海外では大人気の「ゴールデンラテ」

ゴールデンラテが外国でポピュラーになったのは1日分のターメリックが摂りやすい、というのが理由だそうです。

スプーン一杯のターメリックを食べるよりもずっと美味しく、効率よく沢山身体に取り入れることの出来る方法として人気があるようですね。

この「ゴールデンラテ」にはターメリックのほかに、シナモンとジンジャーを使います。

これらのスパイスは、どれも冷え改善に役立ち、互いの風味を引き立てあう最強の組み合わせと言えます。

芯から冷え切ってしまったときに口にすれば身体の中から熱が生まれてくる心地よさを感じるはずです。

 

ゴールデンラテのレシピ例

材料(1人分)

・豆乳または牛乳 200ml

・ターメリック 小さじ1/2

・シナモン     小さじ1/2

・ジンジャーパウダー 小さじ1/2

・はちみつ       小さじ1

作り方

①鍋で豆乳または牛乳を温める。

②カップにターメリック、シナモン、ジンジャーパウダー、はちみつをいれて①を少しずつ注ぎ、よく混ぜ合わせれば完成。

 

 

ターメリックはご飯の色付けに活躍することは知っていましたが、クルクミンが多く含まれていることで、健康や美容にもよく、また1日の摂取量を美味しく摂れるレシピまで人気があるとは知りませんでした。

寒い季節に沢山お世話になりたいスパイスの一つだなぁ、と感じた今日この頃でした。

それではまた。

-ブログ

Copyright© スパイスカレー新海 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.